年度が明け、新しい環境にも馴染んできた時期にもうすぐ夏休みですね。
年長のお子様を持つ保護者は就学相談について関心を持っているかたも多いと思います。
今回は就学相談を紹介したいと思います。
そもそも就学相談ってなに?
就学相談ってなに?就学前検診とは違うの?
就学相談はその子にとって一番いい教育を受けるための相談機会なんだ!
就学前検診は身長や体重、聴力検査などを、通う学校にいって行う健康診断のようなものであり、
就学相談とは異なります。
正直あまり、認知度は高くない就学相談です。
園の先生や療育先の先生から紹介されることも多いのではないでしょうか?
東京都中央区のHPに記載してあります、就学相談の目的を紹介します。
障害のある児童生徒一人ひとりの可能性を最大限に伸ばし、自立し、社会参加するための基盤となる生きる力を培うために、その子にとってどのような教育が必要かを明らかにしていき、そ の障害の程度に応じて最も相応しい教育が受けられるようにすることを目的とする
https://www.city.chuo.lg.jp/smph/kosodate/sodan/_user_sidou_time_r4syugakusoudan.html
その子にとって適切な環境や支援を受ける基盤を整えるための大事な準備段階だと言えそうですね。
次におおおその流れを紹介していきます。
就学相談の機会は年間を通して約3~4回
筆者の住んでいる自治体の例を挙げてみます。
まずは、各自治体の窓口に問い合わせをして、面談の予約と取るところから始まります。
大体の方が一月後とかに予約を取ることが多い印象。
年度が明けて、早めに連絡しないと混んでいる様子です。
一回目は保護者だけの聞き取りになります。
困りごとや保護者の思いなどを役所に勤務する心理士さんを中心に聞き取っていきます。
二回目は母子で行き、別室に分かれてそれぞれアンケートや発達検査をすることが中心です。
検査の詳細は伏せますが、年長さんに対する質問とは思えないくらい柔軟性が問われる内容も多いとのことです。
一つだけ内容を紹介しますね。内緒ですよ?
「バスに一人で乗車した後にお金を持っていないことに気づきました。どうしますか?」
結構鋭いですよね。このような検査を1時間くらいかけて行うそうです。
三回目は検査結果をもとに再び面談です。
「こういう結果で、こういう傾向があります。このような結果ですからあなたのお子さんは普通級で大丈夫です。支援級に行った方が良いでしょう。通級に行きましょう。」
などと言った具体的なお話になっていきます。
こちらの結果で保護者が納得いけば、その後は学校への手続きに進んでいきます。
もし、納得がいかないようであればを改めて4回目の面談にフェーズを移行させていきます。
親にとっての重要な決断の時期
ご家族たちは我が子に取って一番の選択をしたいと思っています。
ほんとは支援級や通級で適切な支援を受けた方がいいんじゃないか。。。
でも、自分の子が支援級だなんて…
と葛藤してお父さんお母さんも決断を迫られる辛い時期ですよね。
しかも、まだまだ偏見や後ろめたさがあるのも事実です。
ご家庭内で意見が割れることが多いです。
ここは、家族会議を行い、何度も話し合って決めて頂きたいところです。
小学校へ就学してからの変更はなかなか行えませんし、何より、ご家族の方が後悔しない選択をおこなってほしいです。
期限は翌年の3月ごろまでありますからたくさん悩んでもいいと思います。
色んな人の意見に耳を傾けて、意見を聞くと違う方向性も見えてくるかもしれません。
今はSNSが発展し、そのような情報も調べればたくさん出てきます。
子供にとって身近な園や療育先の先生に相談するのも大いにありだと思います。
大事なのは1人で悩まない事。
必ず手を差し伸べてくれる方がいるので、その人にすがっちゃいましょう。
さいごに
年長・小6・中3などと決断を迫られる時期が今後もやってきます。
その時のベストな選択をするためにも、色んな人を頼ってみてください。
面と向かって話すことが難しくてもTwitterやインスタなら手を貸してくれる人もたくさんいます。
お父さんお母さん、お子さんの良い道を歩むように一緒に進んでいきましょう!
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