こんにちは、ハナブーです。
発達の段階でほとんどの子ども達が通るとされている恐怖の「イヤイヤ期」。
イヤイヤ期だから…と済ませていませんか?
頭ではわかっていても、親としてはイヤイヤ期=イライラ期でもありますね。
とにかく何をしてもイヤイヤ。
ちょっとグズグズになる程度から、その場にひっくり返って泣いて暴れて手が付けられなくなるなど、子どもによってイヤイヤ期の現れ方には大きな違いがあります。
イヤイヤ期は成長の証だとわかってはいても、親としては早く終わってほしい時期ですよね。
今回はそんなイヤイヤ期を過ごしているお子さんへの対応法や、イヤイヤ期を乗り越えるための心構えについてお答えしていきます。
なぜイヤイヤ期があるの?
なぜ子どもの成長過程の中にイヤイヤ期という期間が存在しているのかということを知れば、イヤイヤ期も少し受け入れやすくなるかと思います。
イヤイヤ期にいる子どもは、まだ言葉の発達が十分でないために自分の気持ちを上手に伝えることや表現することができません。
それに伴い感情のコントロールもまだまだ未熟です。
上手くいかない、やりたいのに出来ない、あれは嫌い、したくない…そういった「NO」の気持ちが上手く表現できないことでイヤイヤになり表に出てくるようになります。
これは、自分の中に好き嫌いが生まれてきたこと、自分で選択できるようになってきたこと、そして自我の芽生えが出来てきたことによる成長の証です。
子どもはイヤイヤ期を通ってさらなる成長を続けていきます。
そして子どもがイヤイヤを発揮できるのは、ママやパパとの間に深い信頼関係が出来上がっているからこそ。
信頼がない相手にイヤイヤはできません。
ママやパパが子供に対してたくさんの愛情を注ぎ、子どもに尽くし、愛を持ってたくさん関わってきたことにより子どもとの間に愛着が形成され、今というイヤイヤ期の成長にたどり着いているということを忘れてはいけません。
イヤイヤ期には必ず終わりを迎える時がやってくるので、今の時期は成長の証だと思って乗り越えていきましょう。
イヤイヤしたら気分を変えてあげる
子どものイヤイヤにとことん付き合っているとママやパパはとっても大変。
イライラがピークに達してしまい精神的にも疲れてしまいますよね。
そんな時は一度子どもの気分を変えてあげるようにしましょう。
例えば、「今はご飯食べたくない!」とイヤイヤした時には、一旦食事を中断してみることです。
そのまま無理に食べさせようとしても、お皿をひっくり返したり、スプーンやフォークを放り投げるなど、無理強いすることでお互いにストレスになってしまう結果になってしまう可能性があります。
「今は食べたくない」という子どもの気持ちを理解してあげるだけでも子どもの気持ちは落ち着きます。
おもちゃで遊ばせてみたり好きな歌を歌うなどして子どもの気持ちの切り替えをしてみましょう。
子どもの気持ちが落ち着いて、気分が乗ってきたときにもう一度食事へ誘ってみてください。
それでもイヤイヤする時は「仕方ない!そんな日もある!」と割り切るようにしてみてはどうでしょう?
食事の時に限らずイヤイヤした時に「こうでなければいけない!」という概念はなるべく持たない方が良いです。
イヤイヤに真正面から向き合うことを続けているとママやパパの方がダウンしてしまうかもしれません。
イヤイヤがひどい時には、イヤイヤの対象になっているものから気持ちを逸らせることを意識してみてくださいね。
時には見守り態勢に
イヤイヤ期は自我が芽生える時期でもあり、自己主張が出始める時期です。
服を着るのもイヤ、お風呂もイヤ、おもちゃがイヤ、ご飯がイヤ…こういったイヤイヤが連日続くと本当に心身共に疲れ果ててしまいますよね。
いつでも時間に余裕があるわけではないので常に見守るという態勢は難しいかもしれませんが、子どものイヤイヤが爆発して手が付けられない状態になった時は一度子どもから離れてみましょう。
そして危険のないように見守る態勢をとってください。
見ていないようで見ている、といった感じです。
ずっと泣き叫ぶ子どもの傍で対応しているとママやパパの方が爆発してしまう結果にもなりかねません。
そういったケースを避けるためにも、まずは一度離れてひと呼吸置きましょう。
大切なのは、放置するのではなく見守る姿勢です。
子どもは、ワガママを言って親がどこまえ許してくれるのかを試しているという説があります。
これ以上泣いてもダメだ…と子ども自身が気付くと落ち着きを取り戻したり、急に甘えてくるなど変化が現れます。
その時は我慢できたことをしっかり褒めて抱きしめてあげてくださいね。
さいごに
子どものイヤイヤ期は親にとって本当に大変な時期であり、物事が思うように進まないので時間に追われている時にはついイライラしてしまうこともあるかと思います。
そんな時は子どもの気分を変えること、そして無理をしないで時には妥協することを心掛けるようにしてください。
お行儀やしつけももちろん大切ですが、イヤイヤしてしまう時にはケースバイケースで柔軟に対応していきましょう。
完璧でなくても良いです。
育児書通りにいかないのも子育て。
時には肩の力を抜いて、子どものイヤイヤを「成長したな~」と遠くから眺める時間があっても良いかもしれませんね。
子どものイヤイヤ期に一番避けたいのは、ママやパパの心に余裕がなくなってしまうことです。
イヤイヤ期は必ず終わりがきます。
イヤイヤ期を超えてさらに成長したお子さんの姿を楽しみに今の時期を乗り越えていきましょう。
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