ADHDを持つ子どもの心理とは。心のサポートについて知っておきたい3つのポイント。

こんにちは。ハナブーです。最近はプライベートとお仕事が忙しくて記事の更新が出来ていませんでした。2月に入り、一通り落ち着いてきたのでまた再開しようと思います。

さて今回は、注意欠如多動症(以下ADHDとする。)について心理面のサポートについて考えていきたいと思います。

発達障害のひとつである子どものADHD。

未就園児の頃は大きな問題がなく過ごせていたけれど、小学校に上がってからなんだか子どもが辛そう…と感じる保護者の方は少なくありません。

小学校に上がると勉強の時間があり、授業中は静かに過ごさなくてはいけない、集中しなくてはいけない、先生の話を聞かなくてはいけないシーンが圧倒的に増えます。

そのためにADHDを持つお子さんにとって辛い環境に置かれる場面が増えてくるために精神的に不安定になったり問題行動が目立つようになります。

そこで今回は、ADHDを持つ子どもについて、心の状態や心のサポートをするために知っておきたいポイントを3つお伝えしていきます。

ADHDを持つ子どもの自己肯定力について

ADHAを持つ子どもは、落ち着きがなかったり、つい他のことに気を取られがちになってしまうために、さまざま物事に対して失敗を繰り返してしまう傾向が多くあります。

小さい失敗でも繰り返して失敗してしまうようになると、子どもは「自分はなんで失敗してしまうんだろう。」「またやってしまった。」と感じるようになります。

ここで覚えておいてほしいポイントは、「子どもは、親や周りが思っている以上に自分を責めている」という点です。

反省していないから同じことを繰り返す、と思われがちですがそうではないということ。

失敗した時に叱られたり、「なんで出来ないの?」と責められることで、「どうせ自分は出来ないんだ…」「何をやってもダメなんだ…。」と自己肯定力がどんどん下がってしまいます。

失敗を繰り返してしまうのはADHDの特性が関係しているということを十分に理解してあげる必要があります。

失敗を繰り返してしまった時には、命に関わる重大な失敗でない限りはなるべくポジティブな声掛けを心掛けるようにしましょう。

「大丈夫だよ。」「次は出来るといいね。」「こうしてみたらどうかな?」などプラスの声掛けや、時間がある時は手伝ってあげるなど、子どもの自己肯定力が下がらないようにサポートしてあげてください。

褒めるよりも効果的な方法

ADHDを持つ子どもは、失敗する場面が多くあると上記でお伝えしましたが、その分成功した時の喜びはとっても大きいものがあります。

子どもの「出来た!」に対して是非一緒に喜んであげてください。

大切なのは「ただ単に褒める」ということよりも、共感して一緒に喜びを分かち合うことです。

もちろん子どもの出来たことを褒めてあげるのも重要なことですが、「すごいね!」と褒めるよりも「出来たね!ママ(パパ)も嬉しい!」「よく頑張ったね!」と、頑張ったことへの理解や、喜びの共感をすることで子どもの自信に繋がります。

子どもは発達障害の有無に関係なく、ママやパパが喜んでくれることに幸せを感じています。

自分のしたことによってママやパパが喜んでくれるという嬉しい気持ちが自信に繋がり、チャレンジ精神を向上させることができます。

お子さんの頑張りを一緒に喜んであげてくださいね。

「出来ない」を認める

発達障害の特性のために、ADHDの子どもは「出来ない」に直面する場面が多くあります。

出来ないが続いていくと「やっぱり出来なかった…。」と深く落ち込んでしまうことも。

そんな時は「もっと頑張ろう!を控える」ということも重要です。

頑張っても出来ないことがあるということを理解してあげることも大切です。

それよりも、一度気持ちをリセットすること、「出来ること」に目を向けてあげるようにしましょう。

出来ないことを無理に頑張っても、出来ない自分が続くことで子ども自身が辛くなったりやる気をなくしてしまいます。

例えば、宿題に集中できない時。

宿題を始めてもすぐに注意がそれて、別の遊びをしてしまう時。

そういった時は「宿題が出来ない」に目を向けるのではなく、一緒に机の周りを片付けるという点に着目しましょう。

そしてお片付けができたら「お片付け出来たね!」としっかり褒めてあげてください。

周りが片付いていると注意を引く物がなくなるので宿題にも集中しやすくなり一石二鳥です。

出来ない!に苦しんでいる時は一度気分を変えてあげること、「出来た!」と見つけられるようサポートしてあげられると良いですね。

さいごに

ADHDの特性から失敗が続いている時に、心のケアやサポートがないことによってだんだんと自信がなくなり「どうせ自分は何をやってもダメ」と自己肯定力まで下がってしまうケースがあります。

ADHDを持つ子どもは、周りの人が思っている以上に傷付きやすく、落ち込みやすい傾向にあります。

いつもパワフルで元気に過ごしている姿を見せているために「反省していない」「わざとやっている」と思われがちですがそうではありません。

「今」をどういった環境で過ごすかによって、年齢が大きくなってくるにつれてADHD特有の症状は変化します。

自信がついてくることによって自尊心や自立心が芽生え、ADHDの特性は消息することはなくても目立ちにくくなってきます。

「子どもの心に寄り添う」という点に着目して、しっかり心のサポートをしてあげられたらと思います。

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